バリ島で7000本以上!?バリ島のさかなクン、ダイバー中山大介さんを紹介

< こちらの記事はノルグラフィックウェブサイトに2016年10月5日に記載されたもので、今後はパスカクでの連載になりますので移動して掲載しております。>

 

南の島バリ島。世界中から沢山の人達が日々訪れます。

そんなバリ島にも沢山の凄い人がいて、毎日旅行に来られる方のために入念に準備し、楽しんでほしいと頑張ってる人が沢山います。そんな凄い人をもっともっと旅行者の方にも知ってもらいたく、「バリ島の中の人」というコーナーでノルグラフィックが魅力ある人を紹介しています。

今回はバリ島で7000本以上潜るダイバー中山大介さんとお話しました。

1. 中山大介さん自己紹介

– こんにちは。まずは軽く自己紹介をお願いします。

こんにちは。初めまして。中山大介36歳です。笑
ダイビングは15歳の時に沖縄でライセンスを取得したのが始まりです。それからも継続して潜り続け、20歳でインストラクターになりました。
インストラクターになった翌年2001年に父親の紹介でバリ島に来て、それ以来、海の魅力と島の居心地の良さにはまってしまい・・・、気がついたら在住17年目。今思うとあっというまですね。

-バリ島17年ですか。凄いですね。初めからずっとダイビングのインストラクターをやっていたんですか? もしそうだとしたらとんでもない本数、ダイビングをやっているんですね。

初め水中写真家のアシスタント兼カメラ持ちをしていましたが、後にショップスタッフとしてインストラクターをやらせてもらってました。
お店は2つ変わりましたが、今は自分でやらせてもらっています。
バリ島でのタンク本数は、途中で数えるのを止めてしまったのですが、6500~7000本位にはなってると思います。

– 7000本!?凄すぎます。もう意味がわからないですね!

そうですね。沖縄、グアム、ハワイetc。バリ島に来る前までもちょくちょく潜っていましたが、ほとんどがバリ島でのダイビングなので、よく潜ったなという感じです。
でも、目指せは10000本です(笑)

綺麗なバリ島のサンゴの棚

綺麗なバリ島のサンゴの棚

2. 知る人ぞ知るダイビング業界の有名人

– 他のダイビングインストラクターさんにお話しを伺った時があるんですが、大介さんはバリ島ダイビング業界の中でとっても有名なんですね。
魚の種類を知ってるのはもちろん、生息場所、時期などを正確に知っていると聞きました。

長くやっていると魚がどういう環境が好きで、ここを探したら出会えるかも?というのが見えてきます。
もちろん、「昨日まで居たのに。。」と、外す事もあるのですが、出会いは一期一会。いつも同じじゃないのが海なんだなって思います。
それと、魚を見て、どう撮ったら綺麗かなー?どう見せたらお客さん喜ぶかなー?とは、いつも考えてますね。(笑) 好きなんです。魚。あと、図鑑マニアです。(笑)
バリ島(インドネシア)は、種の起源とも言われるだけあって、生物の宝庫なんです。本当に色々な魚に毎日会わせて貰ってます。
日本の海では見られない魚を狙ってイメージ通りにお客さんに見せてあげられた時は、本当に「良かったな」思います。あと、お客様の「楽しかった!」は、魔法の言葉ですね。どんなに疲れてても、その一言に救われます。

3. 世界でインドネシアでしか見られない魚!?

– 日本の海では見られない魚ってどんな魚なんですか?

バンガイカーディナルフィッシュって魚なんですが、これは世界中でもインドネシアの限られた地域にしかの生息してません。
私自身が結構マニアックなんで、この魚が見たい!ってピンポイントで来るお客様もいますし、他地域のガイドさんやプロカメラマンを担当する事もありますよ。
実は、1年ほどその魚が生息している地区の側のギリマヌク(バリ島の北西部ジャワ島行きのフェリーが出る所)という所に住んでいた時期もありました。

– なかなか辺鄙な所に住んでいたんですね。しかも1年も。

インターネットも普及してない時代でした。笑 潜るしかやることがなかったので、その時はただひたすらに潜ってましたね。でも、そういう時代があったからこそ、今があるのかなって思います。北西部にしか生息していない色々な魚についても勉強することが出来ましたし。

インドネシアでしか見られない魚、バンガイカーディナルフィッシュ

インドネシアでしか見られない魚、バンガイカーディナルフィッシュ

4. マンタ、マンボー遭遇率80%以上!?

– ダイビングのイメージとしてはマンタ、マンボーを見たい人が多いのかなっというイメージですが。

そうですね。やはりマンタ、マンボーみたいな大物は迫力ありますし、ダイバーの憧れです。タイミングが会えば是非見ていただきたいですね。

– 結構簡単に見れるんですか?

マンタはそうですね。通年の観察ができます。マンボーは乾期の7~10月に条件が揃ったらって感じですね。
基本はリクエストベースなんですが、常に海況を見ながら、お客様に何パターンかポイント候補をあげさせてもらってます。その中で選んでもらうといった感じが多いですね。

– 結構な確率でみれるもんですか?

そうですね。100%ではないですが、マンタはかなりの確率で見れると思います。いつも見れる前提で潜ってますし。
またダイバーネットワークもあるので色々な先日潜った人の情報も取りながら自分なりに判断して80%以上は当てるかなって感じですね。

– 80%!?すごい確率ですね。

いやいや。バリ島のダイビングインストラクターさんはみんな凄いので僕だけでなくみんなそれぐらいの確率で当てますよ。

大迫力の大物、マンタ

大迫力の大物、マンタ

5. 絶対満足ダイブ、トランベンの沈没船をおすすめ

– 大介さんがおすすめするバリ島のダイビングポイントはどこなんですか?

そうですね。どこのポイントもおすすめですが、お客様満足度が高いのトランベンかなっと思います。
やっぱり見所は沈没船ですね。なかなか手軽に潜れる沈没船も少ないと思いますし、一生の思い出になると思います。

沈船を案内する大介さん

沈船を案内する大介さん

– 沈没船なんてあるんですね! ロマン感じます。

そうなんですよ。いいですよね。
世界中に沈没船のダイビングポイントは多いんですが、大抵は深度ちょっと深いですからね・・・。
バリ島の沈没船はUSS Livertyと言ってアメリカの船なんですが、この沈没船まだ明るい日差しが入ってくる深度5-25mくらいの場所にあるので、ダイビングポイントとしては絶好の条件が揃っています。魚の棲家にもなってるので、魚影も濃いですよ。

– すごいですね。中とか入れたりするんですか?

少しなら入ることができますね。内部から外を見ると光のシャワーが降り注ぐ感じで綺麗ですよ。

沈船のくぐれるポイント

沈船のくぐれるポイント

沈船の船尾 方向を決めるペラ

沈船の船尾 方向を決めるペラ

– ちょっとダイビング行きたくなりました。

ダイビングライセンスとりましょう!(笑)
このトランベンなのですが、アジ玉なんかも見ることができるので一石二鳥って感じですかね。

– スーパーお得なダイビングポイントですね!

そうなんですよー。他にもオレンジダムゼルや、ツースポットバスレット、フィラメントフラッシャーといった魚も見ることが出来ちゃいます。

– 初めて聞く魚の名前で、さっぱり。(笑)

マニアック路線になっちゃいましたね。(笑)

沈船で見れるツースポットバスレット

沈船付近で見れるツースポットバスレット

6. 中山大介さんとダイビングするとここがお得!

– 最後に大介さんとダイビングに行くとお得なことなどありますか?

そうですねー。何でしょうかね。

– やっぱり歩く図鑑、なんでも知ってる魚情報ですかね?

そうですね。水中でどの魚を指されても名前は答えられると思います。
でも、海の中だじゃなくて、バリ島の陸上の景色や文化等、バリ島のいろいろな物を感じられるようなツアーを目指しているので、そういった部分も楽しんで頂けたらと思います。
ご予約は是非、ウチのウェブサイト 「オーシャンライフ バリ島ダイビング」 よりよろしくお願いします。

大介さんの図鑑コレクション

大介さんの図鑑コレクション

7. あとがき

口数があまり多くない大介さんでしたが、ダイビングに対する姿勢や人柄の良さを改めて感じるインタビューになりました。
実は大介さんと色々バリ島の海のことについてコラボレーション企画を実施しています。
3Dとダイビング。何が出来上がるのかご期待ください。
大介さん、ありがとうございました。

大介さんとNol Graphic 3Dのコラボレーション企画

大介さんとNol Graphic 3Dのコラボレーション企画

– 新設のツアーをご紹介

大介さんと一緒に潜れるツアー、【1日1グループ限定!】大介さんと潜るトランベンツアーファンダイブ (2ダイブ) 「沈没船を見に行こう!」をバリオプショナルツアーさんオリジナルツアーとして公開しました。

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大介さんが一緒に同行してレクチャーしてくれます。レンタルカメラ、カメラレクチャーなども。
バリ島の海を誰よりも知っている大介さんとトランベンの沈船を見に行ってみませんか?

8. プロフィール紹介

中山 大介 Daisuke Nakayama

Ocean Life 代表 : http://oceanlifebali.com/
15歳の時に取得したダイビングライセンスがきっかけで、憧れであったダイビングガイドになる事を決める。
2000年にプロ資格を取得(PADI OWI、潜水士)。2001年の4月にバリ島へ。気がつけば、バリ島在住17年目。ダイビング歴は22年。タンク本数は約7,000本。
ひと言 : バリ島の海を楽しんで頂くのはもちろん、陸上の素晴らしさも感じて頂きたいです!ガイド一人の小さなサービスですが、こだわりを持って担当させて頂いたお客様のご要望にお応え致します!

望月 伸高 Nobutaka Mochizuki

パスカク 責任者  (株式会社MCO 代表取締役) : http://perskaku.com/
2002年夫婦でバリ島に移住。2005年にIT会社「Nol Graphic」を現地パートナーPutuとバリ島で立ち上げ。現在は「建築パース革命のパスカク」を、建築パース制作業をウブド テガラランを中心に行っている。バリ島には凄い人が沢山いて頑張っているんだと旅行者の方にも知ってもらいたく、インタビュー形式での「バリ島の中の人」の聞き役をつとめる。


 

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